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2009-01-01(Thu)

とある日常とその風景~大晦日編~

どうも皆様おはようございます、ギュルヴィです。
徹夜明けと霖之助合同本読んでたせいでテンションが若干上がってます。



コミケの2日目に行って、色々とゲットしてきましたが・・・
いやはや、やはり皆さん凄いですな。
クオリティの高さもセンスも光る方々ばかりです。
特に霖之助の合同本。
はみゅんさんや鬼千瓜さん、Viviさん、ドルルンさん、幾枝風児さんのSSもさる事ながら・・・
おのさん、しげるさん、う~太さん、みむに362さん、鳥居すみさん、笠原たつはさん、梅さん、鳥式さん、夕海さん、一条和城さんの絵&漫画も素晴らしい。
読んでいて霖之助愛、そして創作意欲を書きたてられる作品ばかりでした。流石、の一言です。
ああ、いつか俺もこういう人たちに並びたい・・・と、コミケで買ったアリスのTシャツを着ながら思う今日この頃。



前回はコメントも拍手コメントも無かったので、コメント返信はありません。



さて、今回も追記にSSを載せます。
大晦日ネタで、久しぶり?に霖之助のSSです。若干魔理霖気味?



SSは追記からどうぞ~



と言うことで、SSです。
霖之助と魔理沙のSS。
魔理霖気味かも、そうじゃないかも。
時間的にちょっと遅れてしまった・・・かな?7時間くらい。



SSを見たいと言うお方はこのまま画面をスクロールさせてくださいませ。
それでは、どうぞ~














年の暮れは、皆に等しくやってくる。

それは同じ暦を使っていれば当然の事であり、同じ暦でなくても大体同じ時期にやってきたりするのだ。

一年の最後の日である大晦日には人も妖怪も一年を振り返り、来年へと期待を馳せる。

人里では正月、神社では宴会、紅魔館ではニューイヤーパーティー、白玉楼では歌会、永遠亭では餅つき大会とそれぞれが年末の独特な雰囲気を満喫していた。

馬鹿騒ぎする者、風流を楽しむ者、とりあえず空気を読んで一気飲みする者。

幻想郷がそんなおめでたい空気に包まれる、数少ない日だ。

・・・そして、そんな空気は香霖堂にも例外なく訪れていた。










とある日常とその風景~大晦日編~
著者:ギュルヴィ










ここは香霖堂、魔法の森の中と外の境界に位置する古道具屋・・・



「・・・香霖、みかんが無くなったんだが」

「なら自分で取ってきてくれ、僕はここを動くつもりは無いよ」



・・・なのだが。

店主であるはずの森近霖之助は店の奥の住居部分にある炬燵に引きこもり、店は現在開店休業中である。

店の掃除をするでもなく、店番をしながら読書するでもなく、炬燵に入ってのんびりとお茶を啜る霖之助。

そして、そんな霖之助と一緒に炬燵に入ってみかんの皮を周りに散らかしている魔理沙。

まるで親子の団欒のような、そんな雰囲気がそこには広がっていた。



「ふん、怠け者め。たまには自分から行動しないと福が来ないぜ?」

「その言葉をそっくり君に返すよ。・・・ところで、何で君はここに来たんだい?」

「何でって、私が来ちゃ変か?」

「いや、変と言うわけではないさ。・・・ただ、何で神社の方じゃなくてここに来たのか気になっただけだよ」



先程も言ったとおり、現在神社では宴会が行われている。

お祭り騒ぎが好きな魔理沙の事だ、きっと神社で年明けまで飲み明かしている事だろう。

霖之助はそう思っていた訳だが・・・



「あのな・・・。私だって、たまには静かに過ごしたいんだよ」

「・・・」

「・・・何だ、その『え、予想外だ』と言わんばかりの顔は?」

「・・・そんな事は露ほどにも思ってないぞ?」

「本当か?」

「ああ、ただちょっとまさか魔理沙の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかっただけで・・・あだっ、魔理沙!炬燵の中で僕の足を蹴るな!」



足を蹴ってくるようなお転婆な少女の口から『静かに過ごしたい』なんて言葉が出るとは、霖之助でなくても予想は出来ないだろう。

それが魔理沙の口から出てきたとあれば尚更である。



「ったく、香霖はもうちょっと考えて発言する事を覚えた方がいいな」

「・・・君はもうちょっとお淑やかにする事を覚えた方がいいと思うよ」

「何言ってるんだ、私ほどお淑やかな女のほうが珍しいだろうに」

「いきなり足を蹴ったり、店の商品を盗っていく奴の事をお淑やかとは言わないよ。そういう風に言って欲しいんだったら、もうちょっと態度を改める事だね」

「・・・まあ、善処するぜ」

「期待しないで待っておくよ・・・」



こんなたわいの無いやり取りをしながら、二人は時を過ごしている。

霖之助はお茶を啜り、魔理沙は新しく取ってきたみかんを頬張る。

馬鹿騒ぎするわけでもなく、ただただ二人で”日常”を過ごす。

彼らは、どんな時でも変わらない。



「・・・香霖、またみかんが無くなった」

「もうかい?確か、君は10個くらい持ってきていた気がするんだが・・・」

「10個なんてすぐ食べ終わるぜ。とにかく香霖、みかんが無くなった」

「さっきのように自分で持ってきてくれ。・・・と言うか、君は少し欲望に忠実すぎるな」

「何言ってるんだ、人間に必要なのは食欲・性欲・睡眠欲の3つだぜ?私はそのうちの食欲を満たしているに過ぎん」

「それがまずいと言っているんだ。とりあえず、除夜の鐘でも聞いて煩悩を払ってきたらどうだい?」

「除夜の鐘、ねぇ・・・。忘れたのか香霖、幻想郷に寺は無いぜ?」

「霊夢にでも頼めば、除夜の鐘くらい突いてくれるさ」

「あそこには鐘を造れるような財力はないし、でかい鐘がある訳でもない。・・・なにより、あそこは神社だろう」

「外の世界には”神仏合体”という言葉があってね、外では神社と寺が一緒になっている所もあるそうだよ。だから、別に霊夢のところで除夜の鐘を突くようになっても問題は無いんじゃないか?」

「・・・私としては霊夢が毎年大晦日に、夜遅く、大きな鐘を108回も突く様になるとは思えんがな」

「・・・ああ、その点を見落としていたよ」



チクタクと、時計の針は時を刻んでゆく。

チクタク、チクタク、チクタク・・・

刻一刻と、年明けは近づいていた。



「そういや香霖、年越し蕎麦はどうした?」

「蕎麦かい?もちろん用意してあるが・・・」

「じゃ、もう食べちゃおうぜ。私はもう腹ペコだ・・・」

「・・・はいはい、今茹でてくるからちょっと待っててくれ」



さっきまでみかんを食べていたくせに、腹ペコだといって蕎麦を食べたがるとはこれいかに。

そんな事を考えながらも、霖之助は厨房へと向かっていった。

やがて、香霖堂の中にぐつぐつと茹でる音と露の臭いが広がり始める。

腹ペコの身にはある意味拷問なのだろう、魔理沙は耳を押さえながら炬燵に突っ伏していた。



「こーりん、まだかー?」

「あともう少しだよ、もう少し待ってなさい」

「・・・おなか、すいたぜ・・・」



時折聞こえてくる魔理沙の声に返事をしながら、霖之助は蕎麦を茹で続ける。

ぐつぐつ、ぐつぐつ、ぐつぐつ・・・

そんな感じで数分後、霖之助が出来上がった蕎麦とつゆを持って炬燵へ戻ってみるとそこには見事に憔悴しきった魔理沙の姿が見えた。



「・・・何してるんだい?」

「腹、減った」

「・・・ほら、蕎麦を作ってきてあげたから早く食べなさい」

「おう、ありがたくいただくぜ。・・・いただきます、と」

「はい、いただきます」



箸で蕎麦を掴み、つゆに漬け、口に運ぶ。

ほどよく茹で上がった蕎麦と辛すぎず薄すぎないつゆが見事にマッチし、魔理沙が思わず笑顔になってしまうほどの美味な年越し蕎麦となっていた。



「・・・流石香霖、中々美味いぜ」

「お褒めに預かり大変至極、ってね」

「この腕前なら安心して私の嫁に出来るな」

「残念だが、僕は男だ。君の所に嫁に行く事は出来ないよ」

「何だ、なら私が婿に貰えばいいのか?」

「・・・それはそれで、色々と問題があるんだけどね」



ずぞぞぞぞと、二人で蕎麦を啜る。

今度はのりを細かく切ったものをつゆに入れて、蕎麦と一緒に食べる。

ずぞぞ、ずぞぞ、ずぞぞぞぞ・・・



「なあ、香霖」

「ん、どうかしたのかい?」

「さっきの話なんだが・・・。結局どうなんだ?」

「どうって、何が?」

「だから、私が香霖を婿に貰えばいいのかって話。どうなんだ?」

「・・・何で、そんな事を聞くんだい?」

「別に、気になっただけだ。他意は無い」



箸を置き、じっと魔理沙の顔を見つめる。

魔理沙の顔は、赤くなってる訳でも何でもない。

本当に、今のは好奇心から来た質問なのだろう。



「そうだねぇ・・・。君がいい年になっても相手が見つからないようなら、考えてあげてもいいよ」

「・・・私はもう”いい年”だぜ?」

「そういう事は恋の一つや二つを知ってから言いなさい。とりあえず、もうちょっとお淑やかにしてくれ」

「お淑やかにしときゃ男は寄ってくるのか?何だ、案外単純だな」

「君が考えてるより、恋っていうのは簡単なものじゃない。・・・それが分からないあたり、まだまだ”子供”だね」

「・・・むう」



ぷぅっっと、頬を膨らませる魔理沙。

反論しようと、魔理沙が口を開きかけたその時。







ゴーン・・・ゴーン・・・ゴーン・・・







「・・・ん?」

「・・・お?」



店内に、鐘の音が響く。



「ああ、もう時間のようだね」

「へ、時間?」

「ああ、今の音は時計が時刻を知らせるために鳴らす音なんだよ。とりあえず、今が何時か確認してみるといい」

「今?今って・・・」



魔理沙は振り返って、店内の時計に目を向ける。

その時計の針が示していたのは、長い針が12と言う数字。短い針も、12と言う数字。



「分かったかい?」

「・・・ああ、もうこんな時間だったのか」

「そう、こんな時間なんだ。・・・とにかく、早速おなじみの挨拶と言ってみようか。それじゃあ魔理沙・・・」

「それじゃ香霖・・・」







「「あけまして、おめでとうございます」」







年の暮れは、皆に等しくやってくる。

年の暮れがやってきた後は、新年が続いてやってくる。

新年を迎えた人々、妖怪たちは必ず決まった挨拶をする。

まずは、新年を迎えた事に対する祝いの句。

そして・・・







「今年もよろしく、魔理沙」

「今年もよろしくやってやるぜ、香霖」







必ず、相手にこれからの付き合いも約束するのだ。

その付き合いが友達だろうと、恋人だろうと、夫婦だろうと、必ず約束する。

霖之助と、魔理沙。

彼らの付き合いは長い。

長いからこそ、変わりにくい。いい意味でも、悪い意味でも。

どんな時でも、きっと今までのように二人で過ごす事だろう。

今回は、そんな二人の日常の記録。



大晦日の、”日常”。














あとがき



はい、と言うわけでSSでございました。
この二人って、想像するのは簡単ですがいざ書くとなると中々難しい・・・
中々、日常のような感じが表現できないでいて困っています。
でも好きなんだよなぁ、この二人。



それでは、今回はここまでです。
皆様、また次回にお会いしましょう。



また次回~!
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テーマ : 東方プロジェクト
ジャンル : ゲーム

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コメント

遅ればせながら

お久しぶりです。読みましたよ~^^
すごくほのぼのとした感じで、読んでるこっちもとっても和んじゃいました(≧∀≦)
大晦日の静かな雰囲気が出ていて良かったと思います!
僕も東方やってみようかなぁ………
と、いうわけで、それではっ

No title

遅れましたが、あけましておめでとうございます。
ホノボノとした日常SSでいいですねぇ。

また自分もまったりお正月過ごしたい…!
羨ましい!

マジすみません

友希が来てることに今さっき気が付きました…馬鹿な奴ですみません><。

なにとぞよろしくお願い致します(汗


自分もそのうち何でもいいからSSを書いてみたいです…が、意外と難しいorz

頑張って下さい!
プロフィール

ギュルヴィ

Author:ギュルヴィ
名前・・・ギュルヴィ
性別・・・男
年齢・・・秘密
職業・・・学生
将来の夢・・・コミケに行く事・面白いSSを書く事



初めましてな方は初めまして、ギュルヴィです。
とあるコミュニティサイトとこのブログでSSを書いている、しがないSS書きです。
最近は東方プロジェクトの小説を書いています。
お気に入りのキャラは霖之助。どうやら、俺の30%は霖之助で出来ているらしい・・・
魔理霖が最近のジャスティス。


まだブログも小説も初心者同然かも知れませんが、もしよろしければこれからもよろしくお願いします。





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